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09月

CX-5 バックランプ自作LED化

CX-5のバックランプ用LEDを自作します。

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まず、使用するLEDですが日亜化学のNSPWR60CS-K1(広角150℃、白色)です。
俗に言う雷神と呼ばれFLUX型LEDですね。写真LEDの右側2本の足がアノードと呼ばれて+側、左側がカソードと呼ばれ-側に接続すると発光します。今回作成するバックランプは片側に、このLEDを4個使用します。
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最初に、2個のLEDのアノードとカソードを写真のように90°ぐらいの角度を付けて、はんだ付けします。

 

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次に、残りの2個は60°ぐらいの角度を付けて、はんだ付けします。

 

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次に使用するのが整流ダイオードと呼ばれる部品です。
LEDと同じく写真の右側がアノードで、ダイオード本体に白線が入ってる左側がカソードになります。
性質としては、電流を一定方向にのみ流す役割があります。
別につけなくても問題無く動作するんですが、取り付け方向が逆だった場合にLEDが壊れてしまう事があるので、念のために付けときます。

 

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90°にはんだ付けしたLEDのカソードと整流ダイオードのアノードをはんだ付けします。

 

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次に90°組み付けLEDと60°組み付けLEDを写真のように組み合わせて、前面発光用に1個,側面発光用に3個配置します、この時干渉しそうな足はニッパーでカットします。
今回使用しているLEDは超広角発光で、指向角が150°あるので360°以上発光をカバー出来る事になります。

 

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組み付けたLEDをホットメルトで固定します。
60°に組み合わせたLEDのカソードと整流ダイオードのアノード側も、はんだ付けします。

 

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次に使用するのがCRDです。
この部品は普通のダイオードと似ているんですけど電流の流れる量を規制する事が出来ます。(整流効果は期待しない方が良いです)
写真の右側がアノードで本体に青線が入ってる左側がカソードです、手持ちにあるのは10mAと15mAと18mAです。
今回使用しているLEDは50mAまで流せるんで、なるべく明るくしようとしたら18mA1個と15mA2個使えば48maAまで流す事が出来る
んですけど、多少余裕をもって15mAを3個並列に並べて45mA流す事にしました。
LEDが2系統(2列)なので計6個使う事になります。

今回はCRDを使って電流量を制御してますが、CRDの代わりに抵抗を付けて電流量を抑制する事もできます。
抵抗の方が明らかに安上がりなんですが、電圧の変化によって電流量が変化します、CRD使えば電圧が変化しても電流量が一定に出来ます。(でも自己満足の世界かも?)

 

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15mAのCRD3個を束にしたもののカソード側を各LEDのアノードにはんだ付けします。
この後、CRDのアノード同士をはんだ付けして片方の足を切り取ってます。

 

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最後にT10ソケットに差し込んで、足を曲げて切断したら出来上がりです。

 

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ここで消費電流を測定してみました。安定化電源の出力を14.4Vにして測定したところ、消費電流は69.3mAでした。
理論値では90mAなのに若干低めですね、もう少し電流増やしても良かったかな?
元々付いてるバルブ球は16W球なんで消費電流は計算値では1.1Aになるので、このLEDだと消費電力が1/15以下になり結構な省エネになりますね。

 

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運転席側だけ交換して光らせてみました、周りが明るかったので分かりづらいですが、綺麗な白色で光ってます。写真だと左側のバルブ球の方が明るく見えますが、実際の感覚だとLEDの方が明るいかも?

まぁ実際白い光の方が見やすいですね。

CX-5 足回り交換

CX-5の足回りを交換しましたコイルスプリングは、アイバッハでショックアブソーバーはビルシュタインです。

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まずはフロント側から作業に取り掛かります、フロント側をジャッキアップしてリジットラックを掛けます、タイヤを外して
念のため車体下にタイヤを置いておきます。
次にショックを固定しているナットやブレーキラインを外します。

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写真ブレちゃってますが、アッパーマウントを固定しているナットを緩めます。まだ完全には取り外しません。

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ショックアブソーバー下側(ハブ固定側)のボルトを取り外します。その後ショックアブソーバーが落下しないように
持ちながらアッパーマウントのナットを外して、純正ショック取り外しが完了です。

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予め組み込んでおいたショックアブソーバーとスプリングを、取り外しと逆の手順で純正ショックと交換します。
CX-5のユーザーさんが純正のショックを1セット余分に持ってるんで前準備で組み込んでおけるんですけど、
普通ならここでアッパーマウント部を組み換えしないといけません。
(このユーザーさんは、前準備のスプリング組み換えも当ピットでやってくれてます)
これでフロント側が終了です。

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次はリヤ側です。
フロント側と同様にジャッキで持ち上げてリジットラックを掛けます。ジャッキで持ち上げた状態で絶対に作業
してはいけません、非常にきけんです。
アーム長の長い低床ジャッキだと2輪同時に持ち上げる事が出来るので作業性が良いですね。

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スプリングが飛び出さないようにスプリング下側リンクをジャッキで支えながらバラしていきます。

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スタビライザーリンクも取り外さないとスプリングが取り外せませんでした。スプリングを取り外す時に一応スプリングコンプレッサーでバネを圧縮して取り外しました。
(もしかしたら圧縮しなくてもギリギリで外せたかもしれませんが、コンプレッサー使った法が確実ですよね)
で、作業は割愛しますが純正ショックと交換してリヤ側も作業終了です。

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ショック交換前の状態です。

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で、ショック交換後の状態です。CX-5はSUVなんで元々ホイールハウジングとタイヤの隙間が大きいので
分かりづらいですが、3cmぐらいローダウンしてます。

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それにしても、アイバッハとビルシュタインの組み合わせなんて、贅沢な足回りですね。いいな~。